日本TIは,スマートフォン,およびMP3プレーヤーの音楽再生機能を大幅に拡張する,Class-G動作,25mW出力の『DirectPath』ステレオ・ヘッドホン・アンプ,『TPA6140A2』および『TPA6141A2』を発表した。これらの新製品は,オーディオ信号に対応して電源電圧を自動的に調整することで,消費電力を最少にする機能を内蔵している。Class-ABテクノロジーを使用した競合他社製品と比較して,Class-Gテクノロジーを搭載する『TPA6140A2』および『TPA6141A2』の両製品は,アンプ単体でのバッテリー寿命を45%伸長し,システムレベルにおいて音楽再生時間を20%伸長する。
TPA6140A2』および『TPA6141A2』は,ポップノイズの抑制回路を内蔵していることから,アンプ電源の通電時に発生するポップノイズを完全に防止でき,切れ目のないオーディオ体験を提供できる。105dBを超えるPSRR,および差動入力によるノイズ除去比の向上,ならびに105dBのSNRがサウンド品質を向上し,よりクリアなオーディオを提供する。
『TPA6140A2』は量産出荷中。パッケージは1.6mm角のWCSP。1,000個受注時の単価(参考価格)は0.95ドル。『TPA6141A2』は2009年第2四半期より供給開始の予定。日本TIより
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