CF-IDE変換アダプタは、CFを起動ドライブとすることができるIDE-CFスロット変換アダプタである。
↑40ピン2.54mmピッチ対応
↑ノートパソコン44ピン2.0mmピッチ対応
主には通常の40ピン2.54mmピッチ対応とノートパソコン44ピン2.0mmピッチ対応の2ラインアップがある。ぞれぞれにはIDEインタフェースに直接挿すタイプ とIDEケーブルを介するタイプの2モデルがラインアップされる。販売価格は1,680円一律と意外に安い。
↑CF-IDE変換アダプタ[40-254-B]
接続する際は、まず基板のジャンパ設定を済ませよう。CF-IDE変換アダプタ[40-254-B] はFDD用電源コネクタを接続し、供給電圧を5ボルト/3.3ボルトいずれかで調整できる。「JP2」のデフォルトは+5ボルトだ。最近のCF(およびマイクロドライブ)は3.3ボルト/5ボルトどちらにも対応してる製品が多いのでそのままでOK、3.3ボルトのみ対応する製品の場合はジャンパ設定を行うCFスロット内側にジャンパ設定一覧が刻印されている
「JP1」は、HDDを設定するときと同様のマスターかスレーブかを決めるジャンパである。CF-IDE変換アダプタシリーズを複数台導入したり、別途普通の3.5インチHDDを接続する時などにはこちらで調整ができる。ノートパソコン44ピン2.0mmピッチ対応シリーズ全品は電源設定不要である。マスターかスレーブの設定は基板に実装されたジャンパで行う。
○外付けHDDケースに内蔵させる
↑CF-IDE変換アダプタ[44-20-C]
CF-IDE変換アダプタ[44-20-C]は44ピン2.0mmピッチオスコネクタのタイプで、外形サイズ42.65х52.03х7.40mm、問題なく一般市販されている外付けHDDケースに収められる。静音CF記憶装置の作成は簡単にできる。
○超~静音パソコンを作ろう
CF-IDE変換アダプタシリーズは基板サイズは小さく小回りがきくため、ケーブルがひしめくマシン内部でも比較的すんなりと設置できる。ただし個体差もあるだろうが、CF-IDE変換アダプタをIDEポートに差すには少し力が必要になるかもしれない。CFはカードを差してから装着したほうがいいと思う。なお、CF-IDE変換アダプタを接続するIDEケーブルは40ピン分すべてが開いているものが必要である。中央の21ピンが埋まっているケーブルも多いので、手持ちのケーブルを流用する場合はコネクタをチェックしておいてください。
CF-IDE変換アダプタを正常に接続して、CFにアクセスがあると、LEDランプが点灯するCF-IDE変換アダプタの場合は、ケーブル経由で接続するため設置自由度が高い。IDEケーブルは中央の21ピンがないタイプと、全ピンが開いたタイプの2種があるようである。現行の製品は五分五分のようである。 CF-IDE変換アダプタシリーズの使用により、BIOS上からはIDEのHDDとして認識する。ではOSをインストールしていこう。
今回試したメディアは、1Gバイトマイクロドライブと1Gバイト40倍速CF。それにWindows 2000をインストールしてみた。Windows XPを普通にインストールするには2Gバイト以上のメディアが必要である。CFを用いることによるメリットとして、とりあえず駆動騒音はナシということと、そこそこのシークスピードを持つということである。起動スイッチを入れてOSがCFから起動された。
高速タイプかつ大容量CFの価格下落だが、CF-IDE変換アダプタシリーズを使うことで、完全ファンレス・回転部品レスな超静音PCの自作もそこそこ容易となる。ファイルサーバやセカンドPCなど、最低限のアプリケーションで使う環境であればこの静音性は効果がありそうで、かつチャレンジのしがいがあるパーツと言える。
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